過去の世界

□好きすぎて...
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シ「...はぁ」


リ「どうしたの?」


そう言って小首を傾げて聞いてきたエリザベス(リジー)が可愛いくて、思わず視線を反らした。


リ「????」


シ「別に...なんでもない...」


そう言うと、リジーは不思議そうな顔をしながら「変なシエル」と言ってそっぽを向いてしまった。


シ(ああまたやってしまった...)


最近、リジーは少し冷たい気がする。昔はいきなり抱きついてきたり、こっちが聞いてて恥ずかしいことを毎日のように言ったりしていたのに、最近は全くと言っていいほどない。
そのせいなのか、妙にリジーを意識してしまい、結果、いつも以上に素っ気なく接しってしまうのだ。


シ(困ったものだなぁ...)


シ「ハァ...(リジーは僕のことどう思ってるのだろう...)」


リ「本当に大丈夫なの?」


シ「ああ...」


リ「でも...シエル..なんだか苦しそうな表情してるわよ?」
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