NOVEL

□early in the afternoon
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「神田どこいっちゃったんだろう〜;;」

先程からアレンは神田を捜していた。
任務のない午後…たしか神田も任務がないっていってたのになぁ…。
せっかく二人でのんびりしようと思って神田の部屋を尋ねると留守だったのだ。
人気のない廊下をぐるぐるしていると向こうから誰かがやってくるのが見えた。

「神っ……」


「あれー?アレン何やってるんさー?」

遠くで手をブンブン振りながら歩いて来たのはオレンジ頭の兎だった。


「ラビかぁ…実は神田を捜してるんです」
「なんか俺で残念だったみたいないいかたさ〜ユウよりも俺と食堂いかねぇ?」

食堂かぁ…ちょうどお腹が…
って!
「僕は神田を探してるんです!」
「それは残念さぁ〜。そんなにユウがいいんさ?」
「はい!神田じゃないといけないんです!今日は神田と過ごすって決めてるんですから!」
「…」

見るとポカーンとしているラビ。
…あ…ちょっとヤケになりすぎちゃった…
謝らないと…。

「すみません…ラビ…」

そう言うと、ラビは急ににやにやし始めた。

「アレンはそんなにユウが好きなんさね〜?」
「…?」
「そうっしょ?」
「…え、ええ…まぁ」

「へぇ?そうなのかモヤシ」

まさか…
この呼び方って…。

「…っ!神田!!」

振り返るとそこには探していた愛しい人の姿。

まさか…ラビわかってて!?


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