銀魂

□第1訓
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「こんな所で何をやっているの?お仕事は?
げっ!!姉上!!
「あ、どーも」
次の瞬間、銀時と蘇芳は有り得ない物を見てしまった。
仕事もせんと何プラプラしとんじゃワレボケェェ!!
綺麗な女性が新八に向かって飛び蹴りをかましたのだ。
「「?!」」
ぐふゥ!!
今月どれだけピンチか分かってんのかてめーはコラァ!!アンタのチ○カスみたいな給料もウチには必要なんだよ!!
マウントポジションで新八を殴り続ける女性。
銀時と蘇芳は青ざめた。
「ぎぎぎぎぎ銀!!」
「わわわわわ分かってる!」
蘇芳は慌てて前向きに座ろうとしたが、肩を掴まれ、息が詰まった。
恐る恐る振り向くと、綺麗な笑顔を浮かべた、新八をぶん殴っているはずの女性がいた。
「…」
「…(ニッコリ)」
その美しい笑顔が物語っていた。
降りないと、殺す
蘇芳はそっと原チャリから降りる。
そのまま女性は原チャリに跨がる。
蘇芳はすっと銀時から目を離し、新八に向かった。
「…えっと、新君?」
蘇芳の問い掛けに新八は恐る恐る答えた。
「あ…新八、です」
「新八君…申し訳ありませんでしたァァァ!!」
頭が地面にめり込む勢いで蘇芳は謝罪した。
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