銀魂

□第1訓
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その時。
ガッシャーン!!と音がし、銀時のパフェが溢れた。
丁度蘇芳は店長も目の前の茶斗蘭星の奴等も何騒いでるんだろうと目を離していたのでパフェが溢れる決定的な場面は見逃したのだが、蘇芳は原因となった事件は見逃さなかった。
茶斗蘭星の天人が店員の少年に足を掛けて転ばしたのだ。
牛乳まみれになった少年は店長に髪を掴まれ、茶斗蘭星の天人に謝らされようとしていた。
「…」
オイオイ、店長さん。
悪いのは明らかにそっちの客だろうよ、と蘇芳はイラッとした。
銀時はパフェをやられたのが余程許せないのか立ち上がった。
蘇芳も立ち上がった、店長の前に立つ。
「…ねぇ」
蘇芳の声に店長がこちらを見上げる。
「…」
禿散らかして、眼鏡で、禿散らかして、禿散らかして(大事な事なので3回言いました)。
見た目最悪な上に性根まで腐ってやがる。
蘇芳はポカンとこちらを見上げた店長の顎を蹴り飛ばした。
店長はそのまま備え付けのテーブルに後頭部からぶつかった。
「なっ、何だァ!?」
「何事だァ!!」
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