銀魂
□第8訓
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夜の暗闇に目に痛いネオンの光。
スナックすまいるの一角に、沈んだ男と、(見た目は)清楚な女性が1人。
「どーせ俺なんてケツ毛ボーボーだしさァ、女にモテるわけないんだよ」
男がぼやくと、清楚な女性は男を励ます。
「そんな事無いですよ。男らしくて素敵じゃありませんか」
「じゃあきくけどさァ、もしお妙さんの彼氏がさァ、ケツが毛だるまだったらどーするよ?」
男の問いに、女性───お妙はキッパリと答えた。
「ケツ毛ごと、愛します」
「!!」
「?」
男の目にお妙は菩薩の様に見えた。
全ての不浄も包み込み、浄化させるかの様な美しさ。
その可憐にして、神々しい微笑みと美しさに、男は。