銀魂

□第6.5訓
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「あー、どんなアニメや漫画や小説も、オリジナルキャラが出てきたり、オリジナル長編が始まった時点で途端に何か、微妙になる物がある。
例えば、何処かの金髪の小豆みたいな錬金術師が活躍するあのアニメ(昔の方)。2クールまでは良かった。オリジナル話の怪盗ちゃんも可愛かった。大佐の親友が死んだ時は俺も泣いたさ。………だが。3クール目からのあの展開は何だ!!メディアの違いを理解せよ?んなもん出来るかァァァァァ!!憤怒が萌えショタ少年だし、本当は憤怒なのに傲慢になってるし、傷の人の兄貴の彼女が人造人間になって色欲になったり、弟の鎧が賢者の石になるわ…もう理解出来んわ!!…まぁアレは原作の物語がほとんど見えてきてなかった時にアニメ化したのが失敗だったな。今やってるアレはいい。うん。
あ、そうだ、あと、激イケメンの三蔵一行が旅する漫画のアニメ(幻想魔伝時代)。…ほとんどオリジナル話ばっかりのアニメだった。演出や効果はあの監督のカラーがよく出てた。それなりにあの人の演出は好きだ。しかし、もうアレは原作から離れすぎた。ほぼ毎週の様に作画は崩れ、その人誰?状態!しかも後半はオリジナル長編で天から神様降臨(帝王ボイスとはGJ!と言うしかない)、何か牛魔王よりも危険な奴等じゃね?(思想的な意味で)だが、相手してたら天竺に着くの何年かかんの?って話だよ。再装填からのアニメは良かったと思う。カミサマ篇もやってくれたし、クオリティが毎週高かった。だが、あの関西弁の人の最期はねーだろ!原作でボツになった案をアニメでしてみた?ボツになった案を流用しちゃ駄目だろ!!
…ん?うみねこ?もうアレはオリジナルキャラとかは出てないけど、原作と駆け離れすぎるわ、大事な赤字やら青字やらのシーンを削ってアニメ組に謎溶かさないようなアニメや製作スタッフにはもうどう突っ込んでいいのやら俺には解らん!愛があっても視えないし、推理出来んわ!!…と言うところで今日からこのクラスに転校生が来る」
「先生、そんな長い上にオリジナルキャラは許さんみたいな前置きされると出づらいです」

そう言いつつも黒板にスラスラと綺麗な文字が書かれ、転校生と紹介された、真っ赤な髪の男は生徒の方を見た。

「えー、紫逢院蘇芳です。よろしくお願いします。この学校には坂田先生を追い掛けてやって来ました」

蘇芳は簡潔に挨拶する。

「はい!」
「何だー、近藤」
「先生と紫逢院君はどんな関係なんですか?」
「俺と先生は一緒に寝た仲です
「誤解を生む様な発言をしない様に!蘇芳と俺は単なる幼馴染みだ」
「酷い!あの夜は嘘だったのね?!」
「ちょっとォォォ?!間違っても本編で言わない様な台詞を次から次へ言わないの!!」
「此処までの本編では銀時の無自覚片想い風味だから、番外編の銀八先生では俺の自覚有りまくりな片想いで行こうって言う管理人の意向だから」
「えっ?!」
「つまり本編では当分両想いにはならねーぜ、って意味だ」

銀八の悲鳴が高らかに教室に響く。
それに釣られてクラスが賑やかになる。
そんな中、新八は小さく呟いた。

「…久々にギアスのロスカラやろう」





第6.5訓 了
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