痛い歌
□終止符
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我奪う色彩 七つ数えろ 体の深きで
降りた別世界 軋む残響 宴の始まり告げ
愛をうたえば 悲しく響く がらんどうのよな夢の中
早く消し去りたい逃げれば少し楽になれるのかな
この不快感を 頭ごなしに 蹴り飛ばし歩いてきた
悲しきマリア 銃を片手に 赤い現実に穴をあける
寒空の下 僕等の声は 深い雑音に埋もれ消えた
揺るぎなく強靭な意志を持ったはずの一匹の虎は
当然のごとくに気付けずに強がる
唯一の救いは誰もが知った吠え方をすることで
忘れられること
冷たい雨が今日は優しく 空っぽの隙間に満ちる
愛せないなら 愛せないのならば
いっそこのまま消してくれ
悲しきマリア時は冷たく終わりを告げる引き金を引く