復活

□remember
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―ガラッ


「恭弥っ!」


言いながら、いつもの様に応接室に飛び込む。


「今日は随分早いんだね」

「まぁな」


―コツコツ


「?」


窓際に目をやると黄色い鳥がくちばしでガラスを叩いていた。

すっと立ち上がり、窓を開けて鳥を中に入れる恭弥。


「恭弥、その鳥 飼ってんのか?」

「まさか。黒曜へ行ったときに見つけたんだよいつの間にか僕になついたみたいでね。よくここへ飛んでくるんだ」

「へぇ」


自然と口元がゆるむ。


「ねぇ、何ニヤケてんの?」

「いや、恭弥と鳥って何か可愛いなーと思って」


思っていた事を率直に口にすれば、顔を真っ赤にしながら「バカじゃないの」と言われた。

そんな顔も俺にとってはただただ可愛いだけ。

でも、そんな事言ったらぜってートンファーかまえるんだよな。




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