復活

□D18の日記念計画
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どうして僕は今、こんな状況にあるんだろう。


「いたっ」

「わりぃ」

「ねぇ、もういいでしょ?」

「まだダメ」


さっきからこの台詞の繰り返しだ。

いい加減にしてほしい。


「ねぇ、もういいったら!」

「ダメ。もうちょっとだから」


とは言ったものの この感覚は堪え難いものがある。

ディーノが背中を強く押したとたん、激痛がはしる。


「っ〜〜〜!!」

「わりぃ 恭弥。痛かったな。ゴメン」


ぽんぽんとディーノに頭を撫でられれば返す言葉などなく…。

「今日はもう止めにすっか」

「聞き捨てならないね、その言葉。"今日は" だって?ふざけないで。体が堅いって分かってるなら、ここまでしなくていいでしょ?」

「しょーがねーじゃん。こんぐらいしないと体、柔らかくなんねーぜ?」

「柔らかくなる必要なんてちっとも無いと思うけど?」

「へー。痛いのは恭弥だぜ?」


ニヤリと黒い笑みをうかべるディーノ。

やばい。

こんな笑みをうかべるとき、この先の行動は大体決まっている。


「さー、恭弥。分かってるよな?」

「やだ。絶対しない!!」









「恭弥。お前もしかして、体 堅いのか?」


きっかけはそんな些細な一言だった……と思う。





-END-
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