復活
□進む道は違えど
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「ったくお前は見ててあきねぇぜ」
「うるせーよ!バカスクアーロ」
弁当を食べながら2人は愚痴を零す。
そんな時、ふとスクアーロが真剣な面持ちになる。
それに気づいたディーノは どうしたんだ?と声を掛ける。
「いや、もうすぐこんな風に2人で居れなくなんだろうなーと思ってよ」
「へ?」
「もうすぐ卒業だろぉ?」
「あぁ、そっか」
もう、そんな時期かと呟くディーノにスクアーロは、これからどうするつもりなのかと問う。
「俺は、10代目を継ぐ。シマのみんなを守りてぇんだ。お前は、どうするつもりなんだ?」
また、剣の修行か?とディーノが言う。
「俺は、ヴァリアーに入るつもりだぁ」
「ヴァリアーってボンゴレのか?」
「あぁ゛」
「そっか」
お互いに、それ以上は詮索しなかった。
ただ、漠然とした不安が、2人を包んでいた。
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