小話

□私では貴女の代わりになれない
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屋上の非常階段の陰で、煙草を燻らせる背中を見つめた。

男は背中で語るなんてよく言ったものだ。

こんな時に、自分の気持ちに気づくなんて。そんな発見いらなかった。
あいつの感情を無視して、弱っている所に土足であがるような乱暴な真似はしたくない。

今は、まだ、この気持ちに蓋をする。




私では貴女の代わりになれない

………………………
こんなことしたいわけじゃないのに。


『非常階段』で【煙草】【乱暴】を入れて

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