SS部屋

□IN万事屋
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※銀さんが重症


『IN万事屋』って表現なんか卑猥じゃね?インしちゃうのかよ!あいつも最初の頃は俺のことそう呼んでたしさあ。あ、でも俺はインされるほうじゃなくってするほうだけど。 乗っかられるのは構わないけどあくまで銀さんはツッコミ役だから。違った、銀さんの銀さんだった。












スパァァァンっ!!

「アンタは子どもの前で何言ってんだァァァァ!」
「…へ?しんぱち…?」

ハリセンの感触に後ろを振り返れば、そこには従業員であるメガネ…もとい、メガネにくっついた少年がいた。一体いつから。恐る恐る銀時は尋ねることにした。

「俺、もしかしなくても…?」
「全部声に出てましたよ…?」

『全部』を強調する自分よりずっと年下の少年が、姉さながらに今は怖かった。子どもの前、という言葉に銀時が少年の横に目線をずらす。彼の隣には仁王立ちする桃色頭の少女。

「変態も末期アルナ。近寄るとマダオがうつるネ。…新八ぃ、私しばらく姉御のところに泊まるヨ。じゃあナ変態」

定春ー、行くヨー。そう言ってぱたぱたと部屋を出て行った少女に少年も付き従おうとするのを、我に返った銀時が呼び止める。

「ちょ、ちょっと待てよぱっつぁん。今日昼間お前らに付き合ってリ○グ観た銀さんを置いてく気かよ!?」
「知りませんよ僕は」

未だ凍るような目で一言だけ告げると、少年は振り返ることなく部屋をあとにする。お待たせ、神楽ちゃん。という声と引き戸の閉まる音に、万事屋の主人は今度こそ固まったのだった。




おわれ


………………………


ほあああ!
最後までお付き合いいただきありがとうございますっっ
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