SS部屋
□いとおしい君へ
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※いつにもましてHENTAI
土方。
土方、好きだよ。
お前が愛しい。
どんな時もそばにいたい。
会えない時も道で黒服を目で追っちまうくらいには、てめーに惚れてんだ。
恥ずかしい奴でごめんな、
銀時はしみじみとした顔でごちた。
「目に入れても痛くないってありゃほんとだわ。
まあ土方は入れられるほうだから痛キモチ「言わすかボケェェ!」
「っ、ててて、何も殴るこたねぇじゃねーか器用な奴だな」
銀時の視線の先には、拳をわなわなと震わせ、しかし着流しから伸びる白い足元には下穿きの絡まった、なんとも無防備な男の姿。
「お・ま・え・は!
おりゃトイレ行くっつったろうがこの変態ッ!」
「もぉヤダなぁ。俺にとって変態は誉めことばだよ?土方限定で。
ましてんな顔赤らめられたらますます銀さんとその仲間たちは準備万端発射オーライだよ?」
わかってんの。
「だよ?じゃねぇわ!!可愛く言うな!人が個室入ってる時に覗きにくるバカがいるかッ!」
土方は語尾の二文字だけはきっちり演じて、かつ同時に突っ込むという器用な真似をしてみせた。
「えーだってー」
銀時はムッと口を尖らせる。土方はこの男の時折見せるこういう子どもっぽいところに、実はグラッと来ていたりするのだった。言うつもりは微塵もないけれど。
だから、かもしれない。
「だってじゃねぇ!
……裸ならこのあと、好きなだけ見れンだろが」
「…………。」
「……おい、銀時…?」
「……………鏡………いや、まずは電気点けっぱで…」
「どうした」
「わり、邪魔したな」
俺ァ先に戻ってるから。
突然俯いてぶつぶつ言っていたかと思うと、銀時は土方と目も合わさずあっさり退いた。
土方がその理由に思い至るまで、90秒後。
……………………………
愛しい君へ、いと惜しい君へ。お久しぶりのMGMシリーズ。
結論:ボケツほりました。