信憑性  ★★★
心拍数  ★
探索時間 15分




【概要】
神奈川県藤沢市石川141
神奈川県央に12社存在する源朝義を祀る神社の1つで、慶長16年(1611)に左馬神社として勧進され、その後呼び名が鯖神社となり、水害があってからは現在の佐波神社となった。

十数年前までは、日テレの番組「あなたの知らない世界」で取り上げられる程、丑の刻参りで有名な神社であった。

産経新聞の過去の記事によると、佐波神社で実名が書かれた3体の藁人形が発見され、その親戚が3人が海難事故で死亡し、大騒動になったという。

【調査】
現在は社殿までの道が舗装されバリアフリー化し、小綺麗な境内になっていて、既に丑の刻参りをする者はいない様です。

七五三も募集しており、完全に普通の神社となっていました。

【検証】
丑の刻参りについて。

日本古来から存在する、ワラ人形を用いた呪術の1つで、丑の刻(午前1〜3時)の間に行うとされていた。

陰陽道の式神と類似しており、神や魔を呼び出して使役し、恨む相手を祟るといわれている。

作法としては以下の通り

1.白装束て一本足の高下駄を履く

2.五徳に蝋燭を立て頭に被り、首に鏡をかけて櫛を口にくわえる

3.神社の古木または御神木にワラ人形に呪う相手の名前を書き、五寸釘を木槌で打ち付ける

ただしその儀式を誰かに目撃されると呪いが無効化し、自分に呪いが跳ね返るといわれる。

古くは平家物語でも丑の刻参りの記述があり、暴力で訴えられる男性と違い、間接的な手段に頼るしかない女性が多かったそうだ。

基本的に法律上は不能犯として扱われ、未遂犯にもならないが、戦後の日本で呪いで警察が動いたケースがある。

昭和29年、秋田市にてある女性が胸の痛みで倒れた。
数日後、交際相手の男性が警察に「彼女がワラ人形で呪いをかけられている」と訴えた。

容疑者は訴えた男性の元恋人で、警察が逮捕した直後、女性の体調が回復したという。

この事件は「負のプラシーボ効果」によるもので、特命リサーチ200Xで詳しく解析されていたが、自分の名前が書かれたワラ人形を偶然神社で目撃し、強迫観念からホルモンバランスを崩し変調する場合があるという。

ただし、冒頭の事例では名前がかかれた3人の親戚が海難事故で亡くなっているため、プラシーボ効果とは考え難い。


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