信憑性  ★★
心拍数  ★★★
探索時間 40分




厚木市七沢広沢寺温泉から不動尻キャンプ場への道に存在する通称バケトン。

不動尻キャンプ場は平成14年に閉鎖され、現在は野鳥観察小屋が1棟残すのみとなっている。

その為、ハイカー以外通行しないため、バリケードと監視カメラが設置され、車での侵入は不可である。

故池田貴族氏が心霊スポットとして紹介しており、周辺の山で行方不明となったハイカーの霊が出るという。

以前、管理人が通っていた教習所の教官も肝試しに訪れたことがあるそうで、その時はトンネル内で車のヘッドライトが破裂し、慌てて逃げ帰った体験があるという。(当時はバリケードが設置されていなかった為、車両での侵入が可能だった)

【調査】
山ノ神随道には今までに2回訪問した事がありますが、最初に訪れた時は上記にもある様に、車でトンネルまで行けました。

トンネルまでの道程は昼間でも薄暗く、途中、道路脇に不法投棄された白い4駆には、訪れた心霊スポッター達のコメントが綴られていました。

5分程走ると前方に赤いワゴン車が現れ、トンネル手前に車を停めているところを見ると、僕達と同じ目的の様でした。

トンネル自体は100m程度の短いトンネルですが、真っ暗なためか徒歩で通過すると思ったより出口が遠く感じます。

車に戻り、不動尻キャンプ場に向かう事にしました。赤いワゴン車もトンネルを通過して行ったので同じく不動尻キャンプ場に向かった様でした。

途中、白いハイエースが停まっていて、中から猟銃を持った熊の様なおっさん達が怪訝そうな顔をして何か言ってきたので、不動尻は諦め、その日は大人しく帰る事にしました。

噂では不動尻キャンプ場が閉鎖となった後、浮浪者が住み着いていたとの話もあり、心霊スポットとして訪れた人達がそれを見て心霊と間違えたのでは?という外見もあります。

2回目に訪れた時は、既に監視カメラとゲートが設置されていて、近付くと不法投棄を警告するアナウンスが流れていました。

仕方なくゲート前に車を駐車し、ここから徒歩になりましたが、トンネルまでは15分程で着きます。

前回車で来たときは見落としましたが、「熊出没注意」の看板を発見し、その途端ガサガサと動物が歩く音が聞こえ、心霊より熊に遭遇する方が恐怖でした。

トンネルは怖いとは感じましたが、それ以上に真っ暗で何も解りませんでした。
残念ながら今回は不動尻キャンプ場へは断念しましたが、次回あるとしたらバイクかチャリで訪れる予定です。

今回で唯一教訓となったのは100均で購入した懐中電灯は全く役に立たないということです。

【検証】
山ノ神随道で殺人事件や死亡事故などの記事は発見できなかったが、不動尻周辺では実際に行方不明者や滑落死したハイカーはいたらしく、昔は行方不明者の看板が設置されていたという。

さらに調べると以下の様な記事を発見した。

2006年10月。大山を登山中だった4人が遭難する事例があった。

この4人はケーブルカーを利用して山頂まで行き、そこから東側(日向薬師方面)に下る途中、日向薬師方面と不動尻方面の分岐を誤り、不動尻方面へ向かったと思われる。

不動尻方面へ進んだ場合、さらに不動尻と三峰山方面との分岐があり、4人が発見された場所から推測すると、三峰山方面に進み遭難した可能性が高いという。
三峰山への道はハイカーでも迷う程、山道が不明瞭であり、山の知識がある初心者は足を踏み入れないそうだ。

なお遭難した4人は3日後、大山の北東1.5kmの不動尻付近で野宿しているところを無事に発見された。


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ