信憑性  ★★★
心拍数  ★★★
探索時間 15分

【概要】
横浜横須賀道路衣笠ICから三浦縦貫道路を4km、荒崎公園内。

荒波に侵食された海岸線は、凝灰岩と砂岩・泥岩の層で出来ているため岩が縞模様となっている。

岬の南側にある十文字洞は奇跡体験アンビリバボーというTV番組でリング2の撮影現場になったと紹介されされ話題となった。

以下、番組内の紹介を要約します。

映画の中では山村貞子の呪いを解くため、主人公が調査中に訪れる洞窟だが、実はその洞窟周辺で過去に投身自殺があったという。

収録されたVTRの一部(映画ではカットされているが)で、役者が洞窟内部に潜入している時に「りかこ…」と言う謎の声が入ってしまった。

役者の声でもスタッフの声でもなく、声紋専門家に分析をしてもらったところ、腹部が潰れた様なとても普通の人間には発声出来ないような声だという。

調査を進める上でその投身自殺をした男性はちょうどその洞窟の真上に位置する崖から飛び降りたらしく、洞窟の前に設置されている手すりに引っ掛かる様な体勢で腹部が潰れた状態で発見されたことが解った。

偶然の一致はそれだけではなく、自殺の動機は失恋を苦にしたものだとされていて、その相手の女性はなんと「りかこ」と言う名前だという。


【調査】
今回は場所的に夜は危険(地形的な意味で)と判断し、夕方からの調査となりました。

荒崎公園手前には駐車場があり昼間は有料(1000円)かかります。

僕が訪れた時は地元のばぁちゃんが500円で自分の家の駐車場を貸してくれました。

ちなみに5時以降は駐車場が閉鎖されて利用出来ない為、道路脇に路駐します。

公園内はツーリングやBBQをしに来ている人がちらほらといった感じでした。

海岸に降りて岸壁つたいに南側へと進むと、目的の十文字洞に辿り着きました。



写真手前に写っているのが問題の手すりと思われますが、事故直後に修復されたのか小奇麗な感じでした。

次の写真が洞窟のちょうど上に登った場所から景色です。

自殺した男性はこの場所から飛び降りたのでしょうか。



ところで、この景色にシンは違和感を感じたといいます。

携帯写真では少し解りにくいかもしれませんが、崖の先端から下の手すりまで大分離れています。

そのため、普通に投身しても手すりまで届かずに地面に落ちるという訳です。

助走をつけて頑張れば届くかもしれませんが、そこまでするか疑問です。


【検証】
過去のニュースなどを調べましたが、荒崎海岸で自殺があったという記事は見つけることが出来ませんでした。

しかし、荒崎海岸で実際に人が亡くなったという記事は見つかりました。

2007年1月10日、神奈川県横須賀市の荒崎公園北側の海岸で、素潜り中に行方不明となった横浜市西区、48歳の会社員が11日、岸から約30メートル沖で遺体で見つかったそうです。

県警横須賀署によると、同日午前6時半ごろ、刺し網に引っ掛かっていた遺体を漁師が発見し横須賀海上保安部に届けたとのことです。

この海岸で亡くなった方、全てのご冥福をお祈りします。



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