小説

□愛してるなら
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悟浄と悟空は、悟浄の家で二人きりでのんびりしていた。
悟浄と悟空は出会ってから二ヶ月ぐらいから、付き合い始めた。
最初に告白したのは悟浄からだったが、やけにすんなり頷かれたので、悟浄は逆に驚いた。
そんな恋人同士で、何不自由なくやっていってるのかと言うと、そうでは無くて…

「悟空…」
「ちょ…!! 触るなって、悟浄!!」

そう、悟浄が悟空に触ろうとしたり、キスを迫ったりすると、避けられるのだ。
だから、今だ手を握る事すらない。
SEXなんて、以っての外だ。
そんな悟空に、悟浄は一抹の不安を感じていた。
本当は、好きでもなんでも無いのでは、と。

「…なんでそんなに嫌がるんだよ?」
「だって、三蔵がダメってゆってたから」
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