小説

□誰より好きだから
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悟空が旅をやめると言いだし、なんやかんやで三蔵と恋人になってから一ヶ月…
八戒と悟浄は呆れていた。

「さんぞーっ!大好き!!」
「ふん…そんな事知っている」

そう、バカップルになっていたのだ。
ジープに乗っていても、悟空が後ろから三蔵に抱き着いたり、所構わず告白している。
そういう三蔵も、皆が見ていない時や、二人の時は、抱き着いたりキスをしたりしている。

「……どう思いますか?悟浄」
「……別にこいつらが付き合ってても良いけどよ…こういちゃつかれるとうざいな…」
「なんか寂しいですよね。こう…親離れされた感じで」
「なんだそりゃ…」

悟空と三蔵は、ジープの上で甘い雰囲気を醸し出しているので、八戒と悟浄にとっては、一種の拷問だ。
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