お題
□3 ふたりだけの秘密
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ツ「美月、ここ」
それは中学の卒業式の日。
帰り道、ツナに連れられて小高い丘に連れて行かれた。
秘密の場所なんだ、と君は笑ったね。
『わ…綺麗!!』
並盛が見渡せる丘。
風に乗って桜の花が散る。
ツ「だろ♪この季節、綺麗に散るんだ」
『うん…凄い。
ツナ、ありがとうね!!』
ツ「どういたしまして。ここに一緒に来たのは美月が初めて」
『じゃあ、2人だけの場所だねっ!!』
私たちしか知らない、特別な場所。
…懐かしいな。
コレは夢?
どうして今更こんな夢見るんだろう。
『ん……あ、れ?山本、獄寺、ツナは?』
山「ツナなら笹川とどっか行ったぜ」
獄「……」
そっか。京子ちゃんか。
中学の頃知り合った、凄く可愛い子。
ツナは憧れだったんだよね。
こう考えると…どうしてか胸が痛くなった。
ふたりだけのひみつ