本編小説

□序章
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深夜の街中、二つの影が交差しあう。


















片方の影は漆黒。
頭には2本の角が生えており、その目は白く光っている。
それはまるで、悪魔″のような姿だった。























もう一方の影は黄金。
神々しい黄金の鎧を纏っていて、その頭部はまるで狼のような姿だった。
右手には両刃の剣を持っており、左手の甲には髑髏の装飾がついていた。












「ギィィィィィィィィッ!」









漆黒の影が咆哮を上げる。












「……相変わらず、耳障りな声だな」





黄金の影が剣を構える。
すると、その手の甲から声が掛けられる。






「油断するな、綾斗!」









その声は左手の甲の装飾から掛けられていた。










「わかっているさ、ザルバ」













黄金の影は綾斗。
その左手の髑髏の装飾は、ザルバというようだ。 




















「ギィィィィィィィィッ!」








漆黒の影がもう一度咆哮を上げ、黄金の影に向けて走りだす。







ザルバ「来るぞ、綾斗」
綾斗「わかっている」





黄金の影はその手の剣を水平に構え…





迫ってきた漆黒の影の腹部を斬り付けた。



「ギィィィィィィィィッ!!!!」





その影は断末魔の叫びを上げ、深夜の街から消えていく。









ザルバ「終わったようだな」

綾斗「あぁ」





そう黄金の影が呟くと、突然鎧が外れ、中から…


























小さな少年が現われた…
 

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