higurashi
□愛教え編
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・・・正直、彼女が何故他の子の名前を言うと怒るのか・・まったくわからなかった。
別に、レナの事を比べたわけでもない。怒った訳でもない。
「なぁ、竜宮。」
「ん?何かなセンセー?」
もしかして・・さ
「俺のこと、好き?」
とか・・・?
「・・・・ぇ?」
「・・・」
室内が、異常な空気と化してしまった。
っつーか・・
(今、何を言ったんだ俺)
これってさ、とりようによったらセクハラっていうんじゃないのか!?やばい!!6歳離れているのに、そんなのあるわけないのに!この状況・・竜宮は立派な女の子。台所で食事を作っているお父さんを呼ばれたら・・・。アウトだ。
「せ・・せんせ?」
何か、おびえるような・・そんな震えた声で竜宮はうつむきながら俺を呼んだ。
「それって・・どういう意味なのかな?かな?///」
「え・・?」
「わわわわ・・ゎゎわたしが・・センセーの事・・//スキって言ったら・・どどぅなるのかな?かなぁ?//」
「ぅえ!?///りゅりゅりゅ、竜宮!?」
な・・なんだ、この展開は!?
「ち、違うんだ!!ただお前が、俺が他の教え子を口にしたらなんで怒るのか考えてて・・//」
なんで俺、顔赤くなってんだよ!!16歳の子供だぞ!?
なんで子供相手に、心臓ばくばく言うんだ!?///
やっと20歳オーバーして、風俗にも行こう!みたいなことを、この前気張ってたのに・・!!
「そそそ・・それは・・///なんか、せんせーが他の子を言うのがイヤで・・」
「いやいや、だからその理由だって・・υ」
「はゎゎゎ・・//それは・・・黙秘権です!!」
「意味わかんねーぞ!竜宮!!υ」
「はぅはぅ!!///兎に角、せんせーにはいえません!」
「なんでだよ!!お前は俺の、パンツの色とか知ってるくせに!!//」
「そ・・それはですね!!せんせーのパンツが、かぁいいからです!!」
「どこが!?ただのトランクスじゃねぇか!!」
「なら、こんどはボクサーかブリーフをお願いします!!」
「ボクサーでお願いします!!」
「でも、せんせーはブリーフのほうが似合います!!」
「どういう意味だゴラァ!!//」
「それ以前に、ボクサーでもない人がボクサーパンツをはいているのはおかしいです!!コスプレです!!」
「なんで急にパンツ談義なんだよ!!っつーか言え!!//」
「いえません!!プライベートの侵入です!!」
「プライバシーの侵害な!!」
顔を真っ赤にして、どきまぎして・・意味わかんないことをいうレナ。
なぜ彼女がこんなにも焦ってるのか・・圭一は、すこし変な気分になった。
「そんなこと言うなら、いじめるぜ?」
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