bakemono
□不器用な器用(R15)
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しかし、もう僕の息子はありえないくらい成長していた。
それを感ずかれてはいけないと思い、必死に勉強に集中していたのに・・・コレだ。
「やっぱり・・・なるほど。やはり下のソレは正直者ね」
彼女はマジマジと、ぐんぐん成長する僕のソレを、ジーパン越しに眺めている。
「み、見るな!!」
「いいじゃない。」
「よくない!!ってか、戦場ヶ原は僕に、どうしろっていうんだよ!!」
失言。
彼女は、にやりと笑って僕を押し倒す。
「私を抱けばいいの」
即答。
「ちょ、まてって!戦場ヶ原!!」
本当にピンチだ。
理性が保たれているうちに、抵抗しなければ。
そう思ったつかの間、僕の唇は彼女に奪われた。
いつものキスと違う・・・。彼女の舌は、僕の口内を荒らしていた。
それは、僕の歯茎を嘗め回し、舌を絡めてくる。
「っんふ・・///」
「ほんひゃのほひはひなほえへ(女の子みたいな声ね)」
く・・っ!キス中にしゃべるな!暖かい息がかかって、余計に興奮する・・・!!
しかし彼女は容赦なんかしない。右手は僕の服の中に入ってくる。左手は僕のソレをジーパン越しにさすっている。
僕も限界を超えていた。
接合部が離れると同時に、唾液が糸を引く。
「・・・暦、抱いて」
どっちかというと僕は抱かれていませんでしたか・というツッコミさえ、僕は言うことができなかった。
一瞬見えた彼女の・・・――そうな顔。
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