higurashi
□消思い編
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思いよ 思いよ 思いよ
・・・・消えてしまえ・・。
消思編
何かが起きた気がする。何かが消えた気がする。何かが増えた気がする。
何か≠ヘ・・まだわからないのだけれど。
その何か≠ヘ一瞬にして、私の体の全身を駆け巡り、全神経を刺激し、脳までもがんがん揺らし、手足は感覚がなくなり。
自分が自分じゃないような、自分が他者に奪われた・・感覚。
「・・・どうしたのですか?レーナ」
・・私のことをレナと呼んだのかレイナと呼んだのか・・いまいちわからなく呼んだのは、梨花ちゃんだった。
「何が・・・かな?」
「教室の中を、ずーっと見ていたからです。がたがたして・・何かあったのですか?」
そういって、梨花ちゃんは教室を見た。私は、その行動をさえぎれなかった。
「・・・・魅ぃが圭一とお話しているだけなのですよ?幽霊さんはいませんよ?」
「・・・うん、お話してるね。幽霊はみてないんだけど、なんか震えがとまらないの」
「そうなのですか・・。レナは、お話しないのですか?」
「え?」
「魅ぃと圭一とお話ですよ」
「・・うーん、梨花ちゃんはわかんないかもだけど。あの2人いい雰囲気でしょ?レナが邪魔しちゃ悪いかなぁって」
「いい雰囲気」
「そう。お互いが惹かれあってる・・仲間を超えて・・」
「圭一はレナのこと好きなんじゃないんですか?」
「・・・ははは、そんなことないよう。レナも少し思い上がってたけど、やっぱ圭一君は優しいから・・誰にでも優しいから。」
「・・・・レナ」
「はう〜?」
「嫉妬ですか?」
*