bakemono

□不器用な器用(R15)
1ページ/4ページ






とある日曜日の夕方



「阿良々木くん」

「なんでしょう、戦場ヶ原さん」

「Hをしましょう。」









=不器用な器用=









もっていたシャープペンシルの芯が折れた。それが皮膚に当たって痛い。
でも今はそんなとこじゃない、なんていったって今、またわけのわからない事を、僕の彼女が言ったからだ。





「ひたぎさん」

「なにかしら?」

「自分が何を言ってるのか、わかってるんですか」

「えぇ、凹凸をパズルみたいに組み合わせる・・・アレでしょう?」

「表現がなまなましいよ!!」

「いいじゃない別に。じゃぁ何よ、きちんと答えればよかったのかしら?」

「そういう意味じゃないんだけど・・・」





彼女の口調はやけに強かった。どんどん自分が、悪い事をしている気分になっていく。



これは、恐ろしい心理作戦。





「冗談よしてくださいよ」

「冗談?冗談なら、こんな格好しないわ」

「やっぱ狙ってたのか!!」



勉強会をしに、戦場ヶ原の家に来たのだが・・・普段の戦場ヶ原からは予期もできない服装だった。


ビキニ?いや、そんなものじゃなかった。


下半身スケているピンクのパンツにガーター・・・上半身は乳房だけを隠している服装だった。
そのうえには、まるで水でもかぶったような、さらにスケスケなブカブカTシャツを着ていた。



肌を見せるようで見せない・・・そんな服装が、よけいに刺激する。





来客が僕以外だったら、彼女は間違いなく襲われていた。



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ