□皇帝
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国内最強の剣を振るう俺を打ち負かし、
大衆の前でモノにした神威はますます人気に勢いがつき、
それから一年もしないうちに軍を制圧して革命を成功させた。



今では、新たな皇帝として君臨している。



「久しぶり」
「くっ‥ああっ!」

白昼堂々と城内の王座で組み敷かれ、身体を弄られる。

奴隷あがりの大臣達は下卑た笑みを浮かべ、娼婦あがりの女中達はせせら笑っていた。

「相変わらず綺麗だなソーゴは。新しい生活はどう?」
「退屈は‥してない」

失脚してからというもの、俺は家来達共々、神威達のいいように使われている。

「奴隷制度は辞めようと思ってたけど」
「は‥痛‥っ!」

苛烈な任務の最中についた傷口に舌を這わせながら、神威はクスクスと笑う。

中途半端に脱がされたズボンが脚に絡められ、身動きがとれない。恐怖に肌が粟立っていた。

「やっぱり、ソーゴだけは俺の奴隷にしよう」
「ー‥アッ!!」

下着が裂かれ、排泄の器官に潜り込んだ拳が、腸の中を乱暴に掻き回す。
死を伴わない激痛に胃の中身を嘔吐して咳き込めば、やめろ、とでもいうように喉をきつく締められた。
 
「強くなって、抗って、楽しませてよ」
「‥‥かはっ!!」
「…俺みたいにね」

いまだ拳の入っている後肛に神威の怒張を受け入れながら、また咳き込めば、重なってきた唇に呼吸を奪われた。

「苦しい?ソーゴ」
「は‥やく‥、こ…ろせ‥‥ッツ」
「俺に勝てたら殺してあげるよ」

「戻りました、陛下」

過酷な遠征から戻って来たであろう幼馴染みの土方が、感情を圧し殺した能面のような顔で立ち尽くしている。

「いい報告?悪い報告?」
「いい報告です」


俺を犯しながら平然と業務をもこなす神威は、
俺達とは違い
民衆からそれは深く愛されているという。


きっと英雄として、歴史に残るのだろう。



END


 

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