オリジナル
□Lazy(レイジ―)
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「え?いらないの?」
真顔でメリアが言う。
「本気で言っているのか?メリア。」
がっ!
「もぅ いいわ!簡潔に15文字で答えなさい!」
メリアはブラニ―の頬をつねりながら言った。
「いでででででっ!いてえ!」
「早く言わないからよ。」
メリアの指に更に力が入る。
「・・・アイツはいつ帰ってくるんだよ!」
ぱっ。
「・・・」
メリアは黙り込んだままブラニ―の頬から手を離した。
ブラニ―はひりひりする頬を手で押さえながら返答を待っていた。
その瞬間だった。
「オハヨウゴザイマス」
ひょこっ と効果音でも出そうな感じで少年が話しかけてきた。
「あ。おはよう。レジナス。」
赤いぼさぼさの長髪を適当に束ねただけの少年:レジナスは周囲から変人ランキングNO.1という称号をひそかに与えられている。
レジナスは知っていてか知らなくてか更に変人度がupしていく様に見える。