ばとんたっち

□りれー用
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目が覚めるといつもの風景があった。やけに賑やかな朝だったから様子を見ようと外に出てみれば、雪だ、雪だ、と喜ぶ子どもたちで溢れかえっていて、みんな楽しそうに笑っている。私もちょっとだけ微笑んでみたけれど、あの嫌な夢と、むかつくぐらいのまっ白い雪のせいで気分は最悪。あんな夢見なきゃ普通に笑えてたんだろうな、なんて愚痴と一緒に溜め息を零して上を見上げれば、いつの間にか空は茜色で、まっ白い雪も茜色に染まっていて。白と赤が混ざった雪はよけい彼を連想させるから、早く逃げたかったのに、雪がよけいに彼を連想させるから、結局、いつまでたっても動けなくって、さっきまで明るかったはずの空はすっかり暗くなってしまった。子どもたちの姿はもう無かった。きっとみんな帰ってしまったのだろう。
寒い、なぁ。もう慣れたって思ってたのに、寒い。あれからもう随分と経つのに、すっかり冷えた手にはギンの体温が残ってる。体温だけ残されても困るのに。
全く、女の子置いてどこ行っちゃうのよ、馬鹿。だなんて呟いてみた。そしたら、あほやなぁ、置いていくわけ、あらへんやん。なんて言って、出てくる気がしたから。でも、そんな淡い期待が届くはずもなくて。

「馬鹿は、私よね。」

今頃、何してるかな。ちゃんと生きているのかな。ご飯、食べてるかな。干し柿ばっかり食べてないよね。あ、そういえば私、まだ何も食べてない、でも、欲しくないな。あはは、人の心配してる暇なんてなさそう。ぶらぶらと雪の中を歩いていたら、泣きたくなった。きっと、私がいなくても、あいつは平気で生きている。私は、こんなにもぼろぼろなのに。


悲しい嘘
(優しくなんて、無かった)




≫土下座します、意味不明だよね、ごめんなさい、土下座します。主人公の設定とかなんか色んなものが不安定になってるよ、ほんとにごめんなさい><
か、書き方があっているのかさえ分からない。これで、良かったのかな…。





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