ばとんたっち

□りれー用
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あの子は、ちゃんと忘れてくれたんやろか。ちゃんと、生きてるんやろか。
あの子の中からボクを無くすための嘘が、あの子の枷になってしもうたら、たぶん、ボクは立ち直られへんのに、悪い予感ばっかり脳裏によぎる。きっとあの子はまだボクのことを忘れてない、そんな気がして。
酷いこと、してもうたなぁ。ほんまは、好きやなんて、少しも想うてなかったのに、他に惹かれた人おったのに、好きやなんて、嘘、ついてしもうたんやから。嘘つきすぎて、もうわけが分からんくなって、最終的に、捨てて。自分でも最低やな、て思う。あんなに愛してくれたのに、ごめんな。お願いやから、はよ新しい人見つけて、幸せになり。

「またあの子の事を考えているのかい。お前がそこまで誰かを心配するなんて、知らなかったよ。」

「酷いこと言いはんなぁ。ボクにも情くらいあるゆうのに。」

目の前に藍染が現れて、ぐさぐさと残酷な言葉を口に出す。ほんま、空気読まへんなぁ。

「なぁ、嘘ついても好いてくれてるようなお人好しから嫌われるにはどうすればええんやろうか。」

「お前が私に相談なんてするとは、予想外だよ。」

「自分、嫌われんの得意やん。」

「酷いな。…そうだね、嫌いだとはっきり言えばいい。心の底から憎い、嫌い、とね。その証拠を示して、心を砕けばいい。」

行くのなら、早い方がいいだろう。引き延ばしてしまうと厄介になる。なんて言い張るから、そうやね、なんて口にしてもうた。


最後の嘘
(この嘘で、終わらせることが出来たら)


≫ごめんなさぁああい!てか、藍染、お前の登場が一番予想外だぁぁぁ!出そうなんて思ってなかったのに!どうしよ、物語が終わっちゃうよ>< これじゃ終わっちゃうよー><
ごめんなさい、ごめんなさい><





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