展示用
□真夜中の電話
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赤い、空。
白い大地に、空から零れたような衣服の少女。両手を合わせ、何かを大事そうに包んでいる。
現れた、黒。
少女は小さな手を差し出し、預かり物を持ち主に返す。彼は黒々とし過ぎて空虚な目でそれを見つめた。
まだ暖かい携帯を受け取ったのは、彼女に触れた手だった。
「……行くぞ。」
黒と赤は、今日も扉を開けようとした者に“忠告”する―――
END
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