展示用

□あなたの後ろに
1ページ/6ページ



―ねぇ、知ってる?―



いつの時代も、人々の間で囁かれ続ける『都市伝説』



―この話、知ってる?―



その数は有に百を超え、増えてはいつの間にか消えて行く。



―あのね、友達から聞いたんだけど・・・・・・・・―



人は、いつの世も『闇』を恐れ『闇』の中に“何か”を見出す。



―その子はね、別の友達から聞いたらしいの・・・・・・・―



それは大概が“恐怖”を象徴する物。



―でね、その別の友達の友達が体験した話なんだって・・・・・・・・―



人々は“恐怖”を嫌う。



―本当だよ、本当の話だよ!―



なのに、人々は“それら”を求める。



―この話を教えてくれた友達も、体験しちゃったんだって!―



大半が作り話や、妄想の類である。



―本当だよ!あのね・・・・・・・・・―



だが、中にはいくつか“本物”も紛れ込んでいる。



―『あなたの後ろに』って話なの―



それは、その“本物”の一つである。







次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ