車輪小説
□私の師匠〜野外訓練編〜
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「やっぱり、師匠の胸、大きいし弾力があって、揉みがいがあります〜」
「ジャ、ジャービ、やめなさいっ」
「嫌です」
晴れた空の下、訓練場でアウインは何も身に付けていない状態で、後ろからジャービに胸を揉まれていた。
どうしてこうなった。
縄抜けの訓練だった。ジャービに後ろ手で縛らせた。見本を見せようとしたら。
「それに、やめて困るのは師匠ですよ〜。今、私の手がどいたら、みんなに師匠の起ってる乳首、見られちゃいますよ?」
「!! っく…」
耳元でクスクス笑いながら言う。
目の前の訓練兵たちは残念そうにしつつも、いつかポロリがあるかもしれないと、期待の眼差しで二人を見ていた。
ただ隠すものが変わっただけなのに、どうしてこんなにもドキドキするのだろうか。
「あ〜、それとも師匠、見られたかった?」
「そんな事なっ…!?」
「というわけで、大公開〜」
パッと両手を離す。
勢いで巨乳が揺れると同時に、隠されていた乳首が露わになる。
周りから「おぉー」と歓声があがる。
「っ…!!」
「良かったですね。みんなに見てもらえて。本当はずっとこうしたかったんですよね?」
「違っ…あぁ!」
「ふふっ。コリコリです〜」
ジャービはアウインの乳首をつまみ、指先で転がした。
つまんだり、引っ張ってみたり。
その度にアウインの表情に朱が差し、いつもの凛々しい教官ではなく、一人の可愛らしい乙女になっていた。
自分の手で翻弄されていくアウインに、ジャービはゾクゾクした。
あぁ、師匠は私の物なんだわ…!
「師匠はここも弱いんですよね?」
ジャービは片手を下ろすと、アウインのヒレを優しく撫でた。
するとアウインの身体がビクンと跳ねた。
「ひゃっ! や、やめっ…」
「え? もっとして欲しいんですか? しょうがないなぁ」
「やっ…あ、あぁんっ!!」
両手を左右のヒレに伸ばし、優しくマッサージでもするかのように揉む。
快感に悶える度に、その豊満な胸が揺れ、訓練兵たちの目を釘付けにした。
「ほら、師匠、見てみて下さい。みんな、“アウイン教官”の痴態を見て興奮してますよ」
「えっ…や、お、お前たち…!」
促されるままに視線を向けた先には、自分を瞬きもせずに見つめる多くの瞳があり、彼らの股間はことごとくズボンを窮屈そうに押し上げていた。
「教官が…あんなに…」
「エロいお。永久保存版だお」
「み、見るなぁ…!」
現実から目を背けたくなったのか、かたく瞳を閉じて首を振る。
キラキラと光る水滴が飛ぶ。
美しい涙すら今は興奮をかき立てる材料でしかない。
ジャービはにこりと笑いながら耳元で言った。
「うふふ…今晩、みんなの脳内で犯されちゃいますね。でも師匠は淫乱だから嬉しいんじゃないですか?」
「嫌だっ…ぁ、んっ…はぁ……っ私、はっ…!」
「正直に言っていいんですよ? 見られて、感じまくっちゃって、もうイきそうなんですよね?」
ふぅっ、と耳に息を吹きかける。
アウインの身体がビクンッとまた跳ねる。
たしかに、自らもかなり高まっている。だが、他人の目にさらされているという事実から、必死に耐えてきた。
そんな、頑張り屋の師匠も、好きです。
だからつい、いじめたくなっちゃうんですよね。
「いいんですよ? イっちゃって。こんなにパクパクしてるんですから…ね」
「あぁっ…ジャービっ! あ、くっ…」
アウインの下腹部を撫でる。
尾との境目のそこには、普段は隠れているが、興奮すると現れる卵の出口がある。
開いたそこの入口に沿って指を這わせる。
もちろんもう片手はヒレを揉みながら。
「イっちゃえ☆」
「あ、はっ…ああああああああああぁぁっっっ!!!!」
ぐにっ、とジャービが指を突き入れた瞬間、アウインは背をそらして達し、穴から透明な卵を吹き飛ばした。
訓練兵たちはその光景に思わず目を見開き、中には触れてもいないのに射精してしまう者、口を開けて近付き降ってくる卵を飲み込む者もいた。
放心して地面へと倒れ込むアウインに、ジャービは笑みを絶やさなかった。
「またしましょうね、師匠」
おわり