□意地悪=愛
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意地悪がなくなって一安心。



そう思っていたはずなのだけれど、意地悪を禁止してからサソリさんは私に構ってくれなくなった。



だからといって別れてはいないし、普通に話す。



でも、何だかサソリさんが素っ気ない感じ。




そんなある日のことだった。


サソリさんの部屋に呼ばれたので、そこに向かう途中。




「ふあっ……っん…」


「っは、やっぱりドMじゃねえか。」




サソリさんの声と…女の子の甘い声…吐息…。





物影に隠れて、こっそりと覗いてみると想像通りの嫌な映像が目に映し出される。




楽しそうに私じゃない女の子に何度も深く口付ける。


女の子の方は嫌がっている様な…でも、甘い声と吐息が骨まで気持ち悪いくらいに撫で上げる。




女の子の反応を楽しむ様に…愛しむ様に何度も何度も何度も…いやらしい音をたてては深い口付けを交すサソリさん。




私はその光景から目が離せずにいた。



 
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