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□結局はバカップル
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私名前。
いたって普通の女子高生★
今日も元気に学校に…っていっけなーい!
このままじゃ遅刻だよう。
「いってきまーすっ!」
朝ごはんなんて食べてる暇はないから、食パン一切れを口に挟んで慌てて家を出発!
このまま一生懸命走れば遅刻しないで済むかも…っ!
よーし!全速力よ!
そこの角を曲がって…
ドンッ
「キャッ!!いったぁ〜い。」
「ってぇな。ちゃんと前見て歩け小娘が。」
「あんたこそ!ちょっと、早く私の上からどきなさいよっ!」
「…へぇ、よく見りゃ中々可愛い面してんじゃねぇか。」
「ちょっ、な、何するのよ!?」
「ぶつかった謝罪は体で返してもら おぶっ」
「朝から…しかもこんな道の真ん中でサイッテーッ!!!」
「ぐっ…おまっ、バカ…っ!」
この人が股間を押さえて悶えている間に、私は急いで立ち上がって学校へと走る。
もーっ、最悪!
アイツのせいで大幅なタイムロスよ。
でも…
ちょっとかっこよかったな。