□結婚は俺と。
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「おにーちゃーんっ!!」



名前は勢い良く俺に飛び付いてきた。

何かいいことでもあったのか、満面の笑みで俺を見上げる。



「何か用か?」


「えへへっ、あのね、私いーこと思い付いちゃった。
私ね…サスケくんと結婚する!!


「…は?」



思わず間抜けな声を出してしまったのも仕方がない。


弟の名前が出てきたことと、目の前の妹(と言っても勿論血は繋がっていないのだが。いつの間にかなつかれていて、俺を兄と慕うようになったのだ。)が突然結婚という単語を発したことに思わず驚きと焦りを隠せなかった。



確かに俺は名前のことを本当の妹の様に可愛がっているし、愛でている。


しかし、名前に向ける気持ちは兄弟愛以上の愛がそこにはあって。



名前の口から俺以外の男の名前、例えそれが弟の名前であっても気に入らないのだ。


更に結婚など…冗談であっても心は騒ぐ。




 
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