過去拍手
□コスプレ。
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ガチャ
「ヨウ兄覚悟っ!!とうっ!!」
「な゛?!」
バキッ
・・・氷姫のパンチが、耀一の背中に直撃☆
「・・・って、何すんだよ氷姫・・・?」
意味もなく殴られて怒っている様子の耀一。でも、そんなの氷姫には関係なかった。
「フフフッ!いいもの買ったからヨウ兄も行くよ!!」
「はあ?って・・・服引っ張るな!」
「気にしない気にしない♪」
と、耀一は氷姫に強引に引っ張られて下へとおりって行った。
*
スッ・・・
シュルッ・・・
『・・・こんな感じでいいのでしょうか・・・?』
とりあえず、届いたばかりのソレを着てみる遊姫。・・・やはり、かっこよくも可愛くもない・・・
『・・・男装、みたいですね・・・』
そう、彼女が着ていたのは・・・本来は男性が着るもの。昨日の氷姫の作戦で、遊姫はこれを着る事になったのだ。
『・・・こういう時・・・胸がなくてよかった・・・と思います・・・』
かなり複雑ですが
どうせ女性らしい丸みなんて、もともとないから・・・こういう時、こんな体型でよかったと思います。幸い、女子のほうでも身長は大きいほうですから、男性と間違えられるかもしれませんかなり複雑な心境だが
『・・・でもやっぱり・・・髪が邪魔ですね、いつもの髪形のほうがいいでしょうか・・・?』
そう思い、右で一つに髪をまとめる遊姫。髪が長い男性なんて・・・三次元にはいませんから、気をつけませんと。
『・・・氷姫も・・・耀に服を着せれたでしょうか・・・?』
そう思い、もと着ていた服をたたんで居間へと戻っていった。
*
―2分前
「はい、じゃあ脱いでヨウ兄!」
「はあ?!いみわかんねーよ」
「いいから脱ぐの!」
ガシッ
・・・弥遊が後ろから耀一を捕まえた
「ちょ、何するんだよ母さん!離せよ!」
「ごめんね〜ヨウ、今日は母さんも共犯なのよ♪」
「な゛」
「そういうことだ諦めろ!!」
「・・・って
諦められるかぁああああああ!!」
+
ビクッ
「・・・今の声って・・・伊東の?」
「・・・何かあったのかな・・・?」
「・・・まあ、楽しそうな感じはするけど・・・巻き込まれそうな気がするからほっとくか」
「そうだね」
・・・耀一の声は、結崎の家だけではなく近所に響き渡ったと言う