この恋を忘れた頃

□代償として貰います。
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今日は学校行って、帰りに漫画買って、家に着いたらパソコンでバサラの夢小説でも見ようかなぁ・・・。
なんて考えていた。

それなのに今の状況何よ!!

車に轢かれて・・・・・。

え?終わり?

私の人生終わり??


嘘だろ(笑)?


なに、笑ってごまかそうとしても駄目だってか?そうですか!!駄目ですか!!



そう↑を見てわかる通り(わかんねぇよ)私は車に轢かれて短い生涯を終えたばかりです!!


なんか、友達と歩いてたら車がね、バーンてね。

・・・大雑把な説明サーセンWW

いや、なんかテンションおっかしーーー!!私とうとう壊れちゃったか!!



・・・・とまぁ、くだらない話はここまでで良いでしょうか。

私は冷静になりつつもここがどこなのかわからないと言うので正直ビビってる。


周りは真っ白い。


どこら辺が白いかって言うと全部ww


なんか、物も無くって、地平線が見えそうなくらい広い世界。



「誰かいませんかーーーー!!」


とりあえず大声で言ってみるがどう考えても誰もいないだろここ。
私の大声はこの広い世界に反響することなく消えていった。


「・・・どーしょっかな」


ここは、死の世界?
天国・・・でもなさそうだし、かと言って地獄でもなさそう・・・。

無の世界??


なんだよその「無」って!!
とか、自分につっこんでおく。


私はその世界を暫く歩いていた。ホントに何も無いところで寂しい。


そろそろ私くじけそう・・・。


なんで死んでからもこんな思いにならなくっちゃいけないんだよ!!


そんなことを考えたらなんだか泣けてきた。
私はその場にしゃがみこむと静かに一人泣いた。


『オイ』


・・・・なんだろう、幻聴が聞こえる・・・。



『お前だよ、お ま え!!』


なんか幻聴なのにうぜぇ・・・。一人静かに泣かせてくれよ


『あ゛ぁーーーーーもう!!こっちを見ろ!!!』



ゴツン。



他の人が聞いても痛そうな音を立てて何かが私の頭にぶつかった。


「痛っあああ!!!!」


驚きと痛さを隠して怒りだけの念で私は後ろを振り返った


するとそこには、真っ白な服に身を包んだ青年が立っていた。

政宗程でもないけどなかなかかっこいい・・・。


「・・・・どなた様ですか?」


ポカーンとあいた口がふさがらないそのなかの第一声がそれだ



『良くぞ聞いてくれた、俺は神だ』

えへんと腰に手を当て胸を張る髪・・・じゃなかった神だかなんだかという人。


中二病かなんかの人でしょうか・・。


「で、その神様とやらが私に何のようで?」

私は立ち上がると神様だかなんだかという人に負けないぐらい胸を張り、偉そうな顔をした


『張り合うな!!』


ナイスツッコミ。神様だかなんだか(しつこい)

神様は、ゴホンっとわざとらしい咳をすると『あ〜〜っとな』と言って話し始めた。


『単刀直入に言う、お前は死の世界で必要とされていない!!』


「単刀直入すぎるわ!!!なんでなんで??私なんかした!?」


なんだよその死の世界に必要とされていないって!!私悲しくって泣いちゃうよ?


『お前が何かした・・というわけではないんだが、お前の前世は酷い悪党でなやっとの思いで来世に送り出したんだ。

それなのにあっさり死んじまって・・・・・・・・・。

まぁ、やっとの思いでこの間はできたが今度は無理!!と言う事でお前はどこかでもう一度人生やり直せWW」


「ふざけんなしWW
なんだよ
前世の話じゃないか!!私に罪は無い!!!」


『世界はバサラで良いか?』


「よろしくお願いします神様」


変わり身はやっ・・・。とか言わないの!!


だってバサラだよ?バサラ!!わかる?バサラ!!!!(何回も言うなし)


『ただし、条件がある』


「なんだよ条件って!!」


『アニメの世界に行かせるには条件をつけないと駄目って事になってんだよ!!

条件・・・というか代償だな。向こうに行かせるための。

お前の記憶を貰う。』


「はぁ!?」


記憶??記憶って言った今。


「私の記憶なんかどうするのさ!!
てか、記憶無かったら私向こうの世界で何すれば良いのさ!!」


言葉も離せなくなるの!?
え、無理無理


『落ち着け、記憶って言っても言葉や大体の物の名前もわかるようにしておく』


「けど、バサラの記憶はなくなるんでしょ?」


それは悲しい・・・。
それにせっかくバサラの世界にいけるのに記憶が無いとなると。


『行くのやめるか?本当はやりたくないんだがお前の魂ごと抹殺って方法もあるんだぞ?』

「それはかんべん・・。」


『じゃあどうする?』


記憶をなくすのは嫌だけど・・・・。
バサラで政宗に会いたいし・・・・・・・・。


「よし、決心ついた!!私記憶なくしても良いから行く!!!」


『良くぞ言ってくれた!!
ああそれと、ある条件を満たせば記憶を戻らせる事ができる』


「え、マヂ?なになに!?」

なんだ記憶を戻らせる事できんの?そりゃいい!!


『魂を集める事だ』


「・・・・魂?なんで?」


『神にとって魂は必要なものなんだよ。たまにこうやって人を使って魂を取らせてるんだ。

まぁ、お前はリサイクルのようなもんか。」


「ひでぇ・・。」


リサイクルってなにさ


『それじゃあ・・・できるだけ会いたくはないがまた会えたらな』


そう言って人の心を鋭い刃でさす神様は私を真っ暗な穴に落とした。




「私の扱い酷くない?」


そう言って私は暗い穴の中を落ちていった













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