Thank you for applause!!
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寒い寒いあの日
箱の中の君は
まるで寝ているようだった
声を掛ければ今にも
目覚めるように――…
アレン大好きだよ。
だから泣かないで。
また巡り合えるから
寒い寒いあの日
神様は僕から彼女を奪った。
神様神様僕から僕の大切なものを奪った神様
僕はあなたが居る事を認めない
僕はあなたを信じない
僕はあなたを許さない―…
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あれから幾年の月日が流れただろう。
僕は大学を卒業しそこそこ有名な企業に就職した。
忙しい毎日ではあるが、それなりに充実している。
そのおかげか、殆ど僕は彼女の事を思い出す事もなかった。
その筈だった。
「ただいま」
それはあの時と同じ寒い日の事。
「やくそくしたでしょ?」
それはあの時と同じ坂道での事。
「『また巡り合える』って」
そう笑いながら僕に声を掛けてきたのは
小さな少女だった―……。
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うわナンダコレ(^o^;