BATTLE×TENNIS

□Can you…?
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数十分ほどか経ち切原は落ち着きを取り戻した。


「赤也、落ち着いた?」

「ハイ、なんとか…」


「紗奈、どうする?切原を」

「彼を残して先に行けない。かといってここで殺すのは勿体ない…赤也は十分な戦力になる。銃が弾切れなのは後で私がなんとかするけど」


「…まさか」


「赤也を連れていく。ねぇ、赤也は誰を殺したの?」

「!!……あっ…せ、青学の」


その言葉に不二は目を見開いた。




―――――――青学の河村さん―



彼はそう答えた。


「お前!!タカさんをよくも!!」


開眼した不二はすごい剣幕で切原の胸ぐらを掴み殴りかかろうとした。


「止めなさい!今争ってもなんの意味はないわ…赤也、償いはちゃんと生き残ってからしてもらうから。赤也、分かった?」



「は、い」



「そろそろここから動きましょう。長く居ると狙われ易いわ」


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