BATTLE×TENNIS
□……
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「そろそろ放送の時間ね…」
「……タカさん以外に死んだ人が居ないことを祈るよ」
「っ、…」
雑音が入った後この場に似つかわしくない音楽が流れる。
《クスクス、こんにちは。一回目の放送です…
現在の死亡者は
青学河村隆
氷帝なし
立海丸井ブン太、ジャッカル桑原
氷帝は誰も死んでませんねー。反対に立海は二人。しかもジャッカル君の方は丸井君の巻き添えとなって死んでしまったようですね。最期まで不運なジャッカル君…死人に口なし。僻んでも仕方がありませんね。次の放送では何人の名前が呼べるでしょうかね。楽しみにしてますよ?
あ、ちなみに今回の禁止区域はA-2、B-4、D-3です。
今からこの区域にいる人は首輪が点滅します。3分後、まだ区域に残っていたら首輪が自動的に爆発して首と胴体が別れるので注意してください?では夜にまた》
ピカッ
「「「!!」」」
三人の首輪が放送終了後に点滅し始めた。
「とりあえず点滅しない区域に移動しましょう。悲しむのはそれからよ」
「「うん/はい」」
区域から出るために駆け出した。
――――――――――――
首輪の点滅がなくなる区域に着くと赤也はポロリと涙を流した。
「ごめんなさい…俺は人一人殺してるのに先輩が殺されて泣くなんて」
「赤也…」
バァンッ!
「「「!!」」」
「3分経過。誰かが禁止区域から出られなかったみたいね。爆発音は1つだけだったから一人だけみたいね」
「紗奈は随分冷静だね」
「冷静?そんなわけないわ…とにかくみんなを見つける」
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