BATTLE×TENNIS

□Battle?
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「拠点をつくろうと思うんだけど、どうかな?」




「?。それは何故?」



紗奈一行は上手く人を回避しながら島を周っていた。
不二は唐突に拠点を作らないかと提案してきた。


「えっと、必要じゃないかな?何処か休める場所」




「あ、俺、不二さんの案に賛成ッス」



「(んー、この狭い島の中で1箇所に留まるのは危険だと思うけど彼ら二人は素人。ずっと緊張したまま数日を過ごすのは精神的にもマズイか)いいけど、候補はあるの?回った感じ建物は多そうだけど」




「えっと、ないけどこれから見つけて!とかダメかな?」



候補はないらしく本当にパッと思いついたことを言ったらしい。考えもなしに思いついたという事は意外と精神的にきているのかもしれない。



「はぁ、わかった。兎に角どこかイイところ見つけて拠点にしましょう」




結論が出た処でまた歩き出す。




「(殺気が感じられるのは左の方から。でも、揺れている…まだ迷いがあるのね)二人共、少し待ってて。この殺気の正体を探ってくる。あわよくば仲間に引き入れるから」



紗奈はそのまま太ももにつけたホルスターからダガーナイフを2本手に取るとアスリート顔負けの速さで森の中へ駆けていった。




「紗奈?」



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