BATTLE×TENNIS
□……
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「宍戸さん、これから俺達どうしましょう」
「わかんねぇよ。俺のほうがお前に聞きてぇくらいだ」
部屋の一室に身を潜めて居る氷帝のユニフォームを着た二人。一人は帽子を被り、もう一人は銀髪の長身の男だ。
「宍戸さん、俺死にたくないです…」
手に持った鞄をギュッと掴み目を伏せる。
「……だ…まれッ」
小さな、誰にも聞こえないぐらいの小さな声で呟く。
「他の人た「少し黙れ!!」
!!宍戸さん?」
その声に驚き目を見開く。どこかで鳥の羽ばたく音が聞こえた。
「!!…スマン。つい大声出しちまった……俺、激ダサだな」
「……俺こそすみません。ネガティブになってました」
「早くみんなを見付けて一緒にこの島から出るぞ」
「はい!」
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