Quatre

なんか好きな漫画語りたいです←

花ゆめ全般
ぎんたま
ブリーチ
君に届け
エリン
エレメントハンター

(このスレはこれ以上書き込めません)
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  次へ 

03/26(Fri) 20:02
銀色

「ふぅ…」
エリンは立ち上がり、帽子を取った。
右手で怪我を確認している。今回は、左手と腕と足だけだった。
その後、イアルも起き上がった。
「…刀…返して」
「え?ああ、刺しっぱなしだったんだ」
エリンはまた、雑に刀を抜く。左手からは、昨日とは比にならない血が出てくる。
「はい」
「……」
刀には血がべっとり付いている。
「傷。治療すんぞ」
「あ、はい」
今度は、イアルがエリンを引っ張っていった。
「…」
観客は無言の空気が漂っている。


「染みるぞ」
消毒液が傷に染みる。
「痛くないか?」
イアルが左手の傷を縫っている。
「大丈夫です」
「まったく…左手が使えなくなったらどうするんだ?」
「その時はその時です」
「…無茶しすぎだ」
「すみません」
「…俺が死んだらどうする?」
「え?…そりゃあ、悲しみますよ」
「…でも、殺そうとしたじゃないか」
「あれ、百%と言っていますが、実際あれは、九十五%ぐらいなんですよ」
「そうなのか?」
「はい。殺したくないですし」
「…俺が戦い相手だからか?」
「…それもあります。でも、大切な人だからです」
「…?」
「私にとって、イアルさんは特別な人です。何て言うか、こう……他の人とは違う思いで…」
「…」

[削除]

03/26(Fri) 20:56
銀色

イアルは手を止めた。
「…俺だって、エリンを殺したくはない」
「イアルさん…」
「たとえ、お前が攘夷志士でも、殺しは出来ないだろう」
「…」


「…傷の治療終わったぞ」
「ありがとうございました」
「…明日は刀を振れないな。訓練出来ないぞ」
「はい、良いんです。でも、また見に来ますね」
「ああ」
「ちなみに、」
「?」
「片手でも刀は振れるんですが、明日…」
「絶対やるなよ」
エリンは笑った
「はい。冗談ですよ。これが治ってからまたやりましょうね」
「…そんなにやりたいのか?」
「…何というか、腕が落ちてしまいそうで」
イアルは苦笑した。
「…大丈夫だ。お前は充分強いよ」
イアルはエリンの頭を撫でた。
「…///」
「そろそろ帰る時間か。送るよ」
「いえ。大丈夫です」
「でも、その傷で何かにあったらどうする?」
「なら一応、刀借りても良いですか?」
「……廃刀令を忘れたか?」
「…そうでしたね。じゃあ木刀で頑張ります」
「そうか。じゃあな」
「はい。また明日」

[削除]

03/26(Fri) 20:56
銀色

イアルは手を止めた。
「…俺だって、エリンを殺したくはない」
「イアルさん…」
「たとえ、お前が攘夷志士でも、殺しは出来ないだろう」
「…」


「…傷の治療終わったぞ」
「ありがとうございました」
「…明日は刀を振れないな。訓練出来ないぞ」
「はい、良いんです。でも、また見に来ますね」
「ああ」
「ちなみに、」
「?」
「片手でも刀は振れるんですが、明日…」
「絶対やるなよ」
エリンは笑った
「はい。冗談ですよ。これが治ってからまたやりましょうね」
「…そんなにやりたいのか?」
「…何というか、腕が落ちてしまいそうで」
イアルは苦笑した。
「…大丈夫だ。お前は充分強いよ」
イアルはエリンの頭を撫でた。
「…///」
「そろそろ帰る時間か。送るよ」
「いえ。大丈夫です」
「でも、その傷で何かにあったらどうする?」
「なら一応、刀借りても良いですか?」
「……廃刀令を忘れたか?」
「…そうでしたね。じゃあ木刀で頑張ります」
「そうか。じゃあな」
「はい。また明日」

[削除]

03/26(Fri) 21:11
同じのを二回書いてしまいました
銀色

家に着いた。
「…お前はなあ…」
「…やっぱりバレてました?」
「しっかり生放送されてた」
「…あー…」
「左手大丈夫か?」
「へ?ああ、大丈夫ですよ。このくらいなら、明日か明後日には包帯が取れますし」
「…はぁ…」
「明日も行くの?」
「勿論。でも戦いはしませんよ」
「本当に?」
「…多分の話ですが」
「…そう」
「…これ以上怪我増やすなよ」
「頑張ります」
「…」


そして翌日。
戸が鳴った。
「はいはい。じゃ、行って来まーす」
「はい」

相変わらずの視線。
「はぁ…」
「…大丈夫か?」
「全く」
「…。左手は?」
「そっちは大丈夫です」
「…」


「着いた〜…また文来てんですか?」
「そ。何か増えた。いる?」
「…あまり欲しくは…」
「やっぱり?ところで、今日は戦い無理だよね」
「当たり前だろう」
「まあ、イアルさんが言ってるんで」
「そう。じゃゆっくりしてって」
「はい」

[削除]

03/26(Fri) 21:33
銀色

エリンはゆっくりと訓練を見ていた。
「…」
他の隊員の様子を見ている。
「…」
エリンは立ち上がった。…帽子を被りながら…
「…おい」
「「はい?」」
「お前は、振りのタイミングが違う。逆に、相手のお前は、避けるタイミングが違う。それだとすぐに切られる」
「「…」」
「お前らは、刀の握りがなっちゃいねぇ。そうすると、すぐにぶっ飛んでいくぞ」
「「…」」
「何やってんだ?」
「あ?」
イアルが後ろから来た。
「こいつらが上手くできていねえから一言、言ってんだ」
「…ふーん」
イアルは、帽子を外した。
「あ。返してください!」
「…思いきり性格が変わるな」
帽子を取ろうとぴょんぴょん飛んでる。
イアルはエリンの頭を押さえた。そのまま手を引っ張って縁側に座らせた。
「…お前さ、本当に俺より年上?」
「五才は上ですよ。何でですか?」
「いや、こっちの性格が子供っぽくて。それに、何で敬語?」
「ああ、慣れちゃったんで。こっちが良いんです」
「…ほれ」
イアルは帽子をエリンに返した。
「まあ、確かにお前の言うとおりだな。あまり上手くできてない」
「だろ?」
「…。…お前が言ったのも尤もだ。あれでは切られる」
「…厳しいんだな」
「へ?」
「自分の仲間のくせに。俺は部外者だから良いんだけどさ」
「…本当の事を言っただけだ。今の訓練も、個人の問題だ」
「…」

[削除]

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  次へ 

[戻る]
(このスレはこれ以上書き込めません)
[TOPへ]



©フォレストページ