Quatre

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03/29(Mon) 13:12
銀色

エリンが覚えているのはここまでで、後の事は全く思い出せない。

気付いたら朝になってい、エリンは布団に寝ていた。頭が微妙に痛い。……二日酔いだ…。
「…うー…」
頭に手を当てながら、エリンが唸っている。
廊下を歩きながら唸ってる為に、近くを通る人達は少しビクッとする。
「…エリン」
「…あー…?…」
イアルが話しかけてきた。
「……飯なら持ってきたから、頭が痛いのなら早く部屋に戻れ」
「…へーい………うー……頭いてーな…」
ちなみに帽子は被ってはいない。
エリンの後ろからイアルが歩く。そこにカイルが近付いた。
「……エリンちゃんってあんなんだっけ?」
「…昔はあんな感じだったんじゃないのか?」
「……いや、無くね!?…絶対これは無いだろ!」
「…うるっせーよ!!頭響くんだよ!!」←これ
「…はい」
カイルは気圧された。

03/29(Mon) 13:26
銀色

「…にしても、普通は三杯の酒であんなになるか?」
「…おい…何でお前が知ってる…」
「そりゃ聞いていたからな。酔って告白したとこも……グハァッ」
イアルに殴られ、そのまま気絶した。
その後は、何事も無かったように、エリンの後を追う。

「…ほれ。飯と薬」
「…あんがと……」
ありがとうと言いたいらしいが、もはや男の言う台詞だ。敬語も消えた。
「…そんなに無理な酒だったのか?」
エリンは握り飯を食べながら頷いた。
「…すまんかった」
エリンは、口の回りに付いたご飯粒を取りながら首を振った。
「…だから、何の酒か見なかった俺が悪いんだ…」
何度も言うが、エリンは帽子を被ってはいない。
「……そう言えば、あの後俺はどうしたんだ?…気が付いたら朝になって、布団で寝ていたんだが」
流石にエリンの口調には突っ込まない。
「……急に、糸が切れた様に眠った。だから、そのまま寝かせただけだ」
「…そうか」
昨日した事を思い出すと、こっ恥ずかしい
「…//」

03/29(Mon) 19:29
銀色

「…どうした?」
「いや…別に//」
「…頭は?もう痛くないか?」
「…そう言えば…ってか、何か余計に痛いような気が…」
「…」
エリンをそっと後ろから抱き締めた。
「!!///」
「…熱い…」
「え?///」
「お前、熱あるぞ」
「へっ!?//」
「顔赤くなりっぱなしだし」
「…///」
実感が湧かなかった。
イアルは、自分の額とエリンの額に手を当てた。
「…やっぱり熱ある…どうする?家帰るか?」
「…どっちでも…///」
イアルが、ふーんと言う目で見ている。
「俺はエリンと居たい」
「!?///」
エリンは余計に赤くなった。
「…まあ、どっちでも良いなら家で良いぞ。送ってやるから」
「…じゃあ家で良いです…///」
エリンは既に限界に近かった。(脳内が)

昨日の事と言い…(まあ、両想いだから別に良いんだけど)これ以上イアルと居ると、大変な事になりそうだった。

03/29(Mon) 19:40
銀色

エリンはイアルに、おぶられている。
視線がどーのこーの言っている場合じゃなかった。
「…///」

「着いたぞ」
「あ、ありがとございまふ///」
(かなりやばい)
戸を鳴らす。
『はーい』
トムラが出た。
「あ、こないだの…」
「お邪魔します」
「あ、はい。どうしたんですか?」
「実は、エリンが…」
エリンを見せた。
「エリン!?」
「あ…トムニャ…」
「誰がトムニャだ。かなりやばいじゃないですか」
「今までの戦いで疲れが溜まったのだろう。怪我もまだあるし…」
「そう言えば、腹と背中はどうですか?」
「いや、歩けるから大丈夫だった。まあ、この分だと歩かないと思うが」
「分かりました。ほれ、行くぞ」
しかし、エリンはイアルから離れなかった。
「エリン?どうした?」
「あ゛ー…ちょっど、待っで…今降りるがら…」
鼻づまりで悲惨な状態になっている。
「…俺も入る。中で降ろすよ」
「あ、すいません」

03/29(Mon) 19:51
銀色

「どうしたんですか?」
「あ、実はエリンが…」
キリクにも説明した。
「…これは酷いね…」
「あ゛ー…キリクー…」
「…」


そして、エリンの部屋に着いた。
「ほら、布団だぞ」
「…すまにゃいでふ…」
「…」
エリンを布団に寝かせた。
「…もう少し居て良いか?エリンの傍に居る」
「良いんですか?仕事とかは…」
「今日は休みを貰うよ。こいつの看病しておく。一応俺の責任だしな。君達も、うつらないようにゆっくりしてて良い」
「…すいません。じゃあ治るまで姉さんの家に行ってます。そっちも、うつらないようにしてくださいね」
「ああ」
「ありがとうございます。じゃあキリクさん行きましょう」
トムラとキリクは家を出ていった。

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