Quatre

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03/26(Fri) 13:59
銀色

『今日、天人から、いじめられた子供を守った侍が居ました。これが、カメラで撮った画像です。なんと、その正体は女の子でした。これについて、見ていた人は、殆どが「女の子だった事に驚いた」と言う事でした。これについて…』
「「…」」
エリンは更に落ち込んだ。
「これか…」
「何か、凄い事になってますね…」
「エリン?」
エリンは、何も耳に入ってなかった。
「…そっとしておきましょう…」
「ああ…」
その時、戸が鳴った。

03/26(Fri) 14:09
銀色

「はい?」
トムラが戸を開けに行った。
「エリンは居るか?」
イアルだった。
「え?あ、はい」
トムラは、イアルを中に上げた。
「…そこに…」
エリンは、もの凄く暗くなっていた。
「エリ…「何で来たんですか?」…」
凄く暗い声だった。
「一旦出ましょうか…」
「あ…ああ」
トムラとキリクは一旦、家から出ていった。

「エリン」
イアルは、エリンと背中を合わせて座った。
「…大丈夫か?」
「…大丈夫に見えますか?」
全く見えない。
「…お前、あんなに強いんだな」
「…今までで、こんなに己の腕を憎んだ事があるでしょうか…」
「嫌なのか?」
「…イアルさんに見られるのが嫌だったんです。…嫌われると思って…」
「何故?別に俺は嫌わない。むしろ、凄いと思う」
エリンがちらっと振り向いた。
「…本当ですか?」
「ああ」

03/26(Fri) 14:28
銀色

「…本当に?」
「ああ」
「…本当に?」
「ああ」
「…」
「……カイルから聞いたんだが、シュナンと知り合いなのか?」
「なっ!?…何で!?」
「…シュナンと話している所を見たんだと」
「…見ちゃ駄目って言ったのに…」
イアルは苦笑した。
「…本当なのか。…お前は本当に凄いな。…どこで知り合ったかは聞かないが、関係は何だ?…無理に答えなくても良いぞ」
「…三つあります。戦友で、友達で…。…それからイタズラ仲間です。」
「イタズラ?」
エリンは苦笑した。
「はい。イタズラ仲間。木に登って、落書きして、虫とか捕まえたり、一緒に話したり、寝たり…」
「…へぇ…幼なじみなのか?」
「はい」
「…戦友って?」
「それは、言えませんよ。ただの、昔からの付き合いです。」

03/26(Fri) 14:40
銀色

「…何であの時男っぽくなったんだ?」
「それも言えません」
「…じゃあ、その強さは?」
「…それも言えません。ただ、戦って、戦って。その結果だと思います」
「…」
「…言える時に全部話します。あいつとの関係も。自分の事も。ただ、今は言えません。話したくないんです」
「そうか…。……あのさ…」
「はい?」
「…………いや、やっぱり良い。お前が話してくれる時に一緒に話す」
「…まあ、良いですよ」
「ありがとう。明日も来るか?」
「はい。ただ…」
「?」
「…視線が…」
「…ああ…あれか…じゃあ、俺が迎えに来てやる。どうだ?」
「良いんですか?」
「ああ。帽子と刀も忘れずにな」
エリンは笑った
「何ですか?」
「いや。何でも」

「じゃあな」
「はい。また明日」
「ああ」
また明日…

03/26(Fri) 14:48
おまけ
銀色

「あ、どうでした?」
「ああ。大丈夫だ」
「そうですか。ありがとうございました」

「エリン」
「はい?」
「もう大丈夫なのか?」
「はい!」
その後、キリクが疲れた様子で入ってきた。
「どうしたんですか?」
「…外…見てみる?」
エリンは、ちらっと外を見た。外には、いくらかの取材が来ていた。
「!?」
「僕に色々聞いてくるんだよ…」
これにより、エリンは夜中まで暗くなっていたと言う。

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