ルーキーズ
□1.俺は、お前が好きなんだからな!!
1ページ/1ページ
「若菜!!」
「なんだよ。」
「あれどうにかしてよ!!」
ビシっと指を指した先には安仁屋がいる。
さっきから安仁屋はニヤニヤした顔で、「ヤラせろ」だの「付き合え」だのうるさい。
「あれアンタの友達でしょ?!」
「安仁屋!!てめぇ…」
「んなに怒るなら、若菜も言えばいいだろ。」
「はぁっ?!」
すっとんきょうな声(あれ?古い??)をあげた若菜は私を見つめる。
「なによ。若菜まで言うわけないよね!」
「当たりまえだろ!!俺はお前が好きなんだからな!んなハズいこと言えっか!!」
(若菜…お前、俺以上にハズいこと言ったぞ。)(い、い、い、今のなし!!)(なんだそれ。)