【 Story2 】
□SCENE3
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クロイツェン帝国自治区ミッテルガルド。
旧ミッテルガルド共和国首都において、大規模なクーデター発生。
暴徒と化した民衆はクロイツェン自治管理局に立て篭もった。
これによりクロイツェン帝国は軍を派遣する意向を示している。
このニュースはすぐに世界中に流された。
旧ミッテルガルド共和国はクロイツェン帝国領近くの島国。
古くから独自の文化を築いていた事もあり、クロイツェン帝国の属国となる事に激しい抵抗を見せ、例外的に自治区となった国だ。
それだけに反帝国思想が根強く、反帝国を掲げる地下組織が無数に存在しており、紛争の耐えない地域である。
そして今回のクーデターの裏にはプレゼクトが関わっていた。
反帝国意識の強いミッテルガルド軍からの要請により、クーデターに加担したのだ。
現地協力員による民衆を煽る言動。
そしてクーデターによる自治管理局の制圧。
だが、ミッテルガルド軍との契約は独立を果たすまで。
クーデターを起こして独立するまでは短期決戦。
時間をかければかける程、独立は難しくなる。
民衆に勢いのあるうち、そしてクロイツェン軍が上陸する前にこの地域内のクロイツェン軍を完全に制圧する。