Novel
□ワールドイズマイン
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伶護は朦朧としている意識のなか思っていた。
『……どこ…だ…?…ここ…』
「Wolrd is mine」
『護龍』前提『清護』
異物挿入
激裏鬼畜注意
伶護はゆっくりと目を開けた…が、視界はまだぼやけている。
「……起きられましたか?」
「…………」
『……誰…だ…?……聞き覚えの…ある……――』
「――……!!!!?」
「どうかいたしましたか?」
「お前っ…――」
伶護の目の前にいたのは…―清だった。
そして、次第に伶護の記憶も鮮明になってゆく。
伶護は約一時間前に、清に麻酔を嗅がされて気絶し、ここまで連れて来られたのだ。
「……杉浦、俺に何のようだ…」
伶護は清を睨み付ける。
「おやおや…いくら伶護さんでも、裸にされて首輪や鎖、手錠などで拘束されていては…迫力も皆無ですね…」
清は不敵な笑みを浮かべる。
「っ…………」
「今日は、龍センパイとお遊びするのも楽しいのですが…伶護さんのプライドを踏みにじって差し上げたくなりましてね」
伶護の首輪を掴んで引き寄せる
「この地下室に、お越しいただいた次第です」
伶護は顔を背け清を押す
「……今すぐここから出せ、さもないと…―」
「龍センパイがどうなってもよろしいのですか?」
「…え……?」
「僕はセンパイと学校も同じですし、手を出そうと思えばいつでもだせます。なので自分と引き換えに龍さんを助ける。という方法はいかがでしょう」
清は相変わらずの笑顔と、淡々とした口調で喋る。
「………………」
「……………わかった…。ただし絶対に龍には手出しするな」
「それでいいんですよ…」
清はいきなり伶護に近寄ると、深く口付ける。
「っ………?!」
伶護は必死に抵抗するが、それもむなしく唇を開かされ口内を犯される。
清が伶護の口内に唾液を流し込めば、飲みきれない二人分の唾液が伶護の顎を伝う。
「ん…くっ………」
伶護の体温は上がり始め、四肢からは力が抜けてゆく。
「フぅ……んん…」
「…ふぅ……」
清は一度伶護を解放すると、口を腕で拭い伶護を見つめる。
「……はぁ……はぁ…」
伶護は口を拭う気力もなくただ羞恥で顔を染めている。
「…伶護さん…キスが弱いんですね……」
清は手で、伶護の首筋をなぞる。
「ぅ………っ」
ピクッと反応してしまう自分が恥ずかしいのか、伶護の目には涙が溢れてくる。
「…フフ、伶護さんの泣き顔は素敵です…」
清は、伶護の飾り周辺を舐め始める。
「ぁ…ぅ……っ…」
その後も清は、首筋や胸板などの微かに感じるところを攻めてくる。
その不確かな微々たる快感にもどかしさを覚え、伶護は思わず熱くなっている中心に清を促そうとする。
「…フフ……そんなに触ってほしいのですか?…では、これなどはいかがでしょう……」
清は金属棒を取り出すと、伶護の尿道に捩じ込む。
「い"っ!?!?…あ"……ぅ……ぐっ……!!!」
清は伶護の自身を弄り始める。
「あぁぁっ…!!…ぅう!んぅっ……!!…ぬ…いて……ぇ…ぁっ!!」
尿道に入れるには太すぎるそれは伶護の自身をぎちぎちと広げ、伶護は痛みに顔を歪め涙を流す。
「でも…伶護さんが触って欲しそうにしていたのではありませんか」
清は手を上下に動かす。
「あ"ぁっ!!…も……イきそうッ!!!」
「どうぞ……イけるのならば…」
伶護は達するが、棒が邪魔で己の欲望を吐き出すことができず、より体が敏感になる。
「あぁっ……はぁっ……っう」
「…次はとっておきの玩具で遊んで差し上げましょう」
「あぁぁっ…!!…ぅう!んぐぅぅっ……!?」
伶護が気付いた時にはもうバイブが蕾の奥まで埋め込まれていた。
少しも解されていない伶護の後ろはギチギチに広げられ、切れて血が出ている。
「さあ、楽しんでください…」
カチリ、とバイブのスイッチが入れられた。
「ひう"っ、あ゛ぁあ゛あぁあっああああ!!!」
ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙と秘部を広げているそれは、否応なしに伶護の前立腺を刺激する。伶護の目からは、とめどなく涙が溢れる。
過激な刺激に、伶護は思わず幾度も達する。
「あ゛ぁあ!!ゃ、…もっ、い゛や、だっ…あ゛あぁああ゛!!」
泣き叫ぶ伶護をフフッと嗤いながら眺める清。ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙という機械音に混じり、ピチャピチャと水音が絶え間なく、伶護の様々な場所を刺激する。
「も、お、かしくっ、なるぅう゛!!ああぁ…!」
イキっぱなしの状況が続き、伶護はもはや快感に狂ってしまいそうになっている。隙間からにじみ出る欲望は、色を失いつつある。
「…やめ、ろ゛っ!もっ、むりぃぃあ゛あ゛ああああ!ぁあぁあぁぁ!!!」
下卑にあざけ笑い、清は伶護を眺める。そして、バイブのメモリを最大まで上げた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!
今までとは比べ物にならない衝撃が伶護を貫く。
「ひあ゛あ゛ああ゛ぁあぁ!!!うっああああああ゛あああ!!!!」
透明な液を漏らしながら、伶護は意識を手放した。
「起きてください」
「っ、あ……」
意識を失っていると、頬を叩かれ目覚めさせられた。いつの間にかバイブと金属棒は抜き取られて、自身からは色を失った欲望が力なく流れていた。
疲れきった身体と頭は、ぼんやりとしか機能していない。
「伶護さんでも…もう限界のようですね……」
清はそう言って、伶護の頬を叩いた。
「っ……」
伶護は痛みに顔をしかめる。
「…僕はやられたらやり返さないと気がすまないんですよ」
ニッコリといつものように笑顔で清は言う。
「こんなこと…されるのは御免ですが、するのは良い気分ですね」
清は横たわっている伶護の頭を足で踏みつける。
「貴方のような方を見ていると、その整った顔を涙で歪ませて靴を舐めさせてやりたくなる…」
「じ、冗…談………じゃ…ねぇ…よ」
伶護は力を振り絞って、言葉を口にする。
「おや、まだ喋れますか」
清は腕時計を見てクスッと笑った。
「…では僕は時間なのでこれで……」
そう言って清は、伶護を置き去りにしてコツ…コツ…と地下室をあとにどこかへ向かっていった。
「…ぁ……く…そ……っ…!!」
伶護には屈辱と悔しさが残った、プライドもズタズタにされた、でも龍のため。
「くそっ…たれ……が…」
伶護は不意に力が抜け、そのまま深い眠りへ落ちていった……――
「Wolrd is mine」-END-