アヤハディオとつながった赤い糸
□ぷろろーぐ★
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ー今日もあたしはそこにいる。
大好きな大好きなあの人が働いていた店。
あたしの大好きな店、”アヤハディオ”。
ずいぶんと昔から通い続けてる。
昔からアヤハディオとは家族ぐるみの付き合いで、初めてのおつかいもアヤハディオだった。
自分の名前もアヤハディオのカード、「アヤカカード」というのからとって「彩花」。
この店は、あたしにとってものすごく特別な店。
「彩花ちゃん!今日はこのパンパースがオススメだょっ♪」
愛しい声・・・。あぁ、懐かしい。
「そぉなんだぁぁ♪ぁりがとぉぉッ!大東さぁん♪」
愛しい愛しいあの人の声と、そして仲良く楽しそうに話す、幼き頃のあたしの声が聞こえたような気がした。
ーあたしは店においてあるパンパースを手に取った。
涙があふれる。
これは・・あたしの大好きだったあの人が選んでくれたパンパースだ・・・。
「ひっく・・ふぅうううぅ・・ぅう・・・。」
涙がとまらない。
小さい頃の、初恋を思い出して・・・