Soul Eyes

□その光。
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分かっていたのに。


ここに来ても、あんたには逢えないって事を…。



でも、無意識のうちに…その姿を、探してしまっていたよ。






ーー…どうしてあんなことしたの?
なんて、もう聞かないから…。




お願い…どうか…



もう一度だけ、会えますように…。






もしも。


地獄の闇を照らす光があるなら…
私は、その光になって…あんたを照らしてあげたい。


憎しみも…悲しみも…怒りも、苦しみも…


全て…取り除いてあげたいーー…。






ねぇ、命はどうして…
こうも儚いんだろうね?




愛する気持ちも…



誰かを護る強さも…


ありがとうと…
誰かの為に流す涙も…



死んだら全部…


灰になって…消えちゃうんだよ?







ねぇ、ベジータ…。





お願い、答えて。






私の声が…聞こえてるんでしょーー…?



























『地球の人間ども・・・!』






ーー…え?






光が…




見えたーー…。







…ベジータ?




ベジータなの?







あんたが…
私の光と…なってくれたんだねーー…。









届いたよ、ベジータ…。



あんたの想いがーー…。







人は…
皆、幸せになる為に生きるの…。





そうよ。



大切な誰かのその『想い』が…
幸せの光りとなるんだよ…。









私は…


やっと、見つけたんだ…。




あんたという…




その、光りをーー…。















★完★





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