Soul Eyes

□蒼の世界
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「ちょっと!!!また壊したの?!」



「……。」



その喧しい声で、ハッと我に返る…。



見ると…
重力室の入口にもたれながら…眉をつりあげている女の姿があった…。




「…。10分で直せ…。」



それだけ告げ、壊れた重力室を後にする…。



すれ違いざまに、「無理に決まってんでしょ!」などと言う皮肉が聞こえたが…
そんな事はどうだって良かった…。



ーー…こんな平和呆けした星に居るのも、全てはカカロットを倒すまでーー…。


カカロットを越え、奴を始末した暁には、こんな星ごと消し去ってやる…。



こんな…

ちっぽけで…


生存価値のない…
星などーー…。











「…出来たわよ!!」


月に目を向けていた俺に、突然女が声を掛けて来た。



怒気を含ませた…その声…。



この俺に…。


微塵も怖じる事なく飄々とした態度…。


殺される恐怖など…


こんな生易しい環境に居る女には、想像もつかんのだろうと…嘲笑った。
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